本当は人間にとってバランスの良い食事を3食、時間通り摂るのがもっとも身体にとっては良いことです。
それはわかっているけれどそんなに簡単じゃないし、とても面倒くさいんです。
まず、朝食はサラリーマンである私たちが朝起きてゆとりを持って食べている暇がない。
会社の近くの喫茶店で定番のモーニングを食べて会社に出社します。
昼も、社員食堂は混雑しているし、路上で販売しているお弁当で済ませている。
だから、お腹が膨れれば何も気にしていない。
そして、最後は夕食だが、自宅に晩ごはんのあるときはまだ良いとしても、
接待や飲み会でもあると途端に食事バランスは崩れてしまう。
とこんな具合に、とてもじゃないが食事バランスを気にして食事を摂っていない。
食事バランスを獲得する簡単な方法もありますよ。
食事バランスを考えて食するものをいちいち選ぶというより、
その必要な栄養素の入っている食品群のなかから食材をひとつ選んでいくというやり方です。
その方法をこれから解説いたします。
三色食品群とは?
これはその食品に含まれている栄養素が身体にどんな役割を果たすのかで分類されています。
ひとつ目が、体を作るもとになる(赤色)
体を作るもとになる栄養素が含まれている。
タンパク質が多く含まれている食品とカルシウムが多く含まれて食品の
このふたつが体を作る基礎時になっている。
ふたつ目が、エネルギーのもとになる(黄色)
米やパン類で炭水化物が多い食品と油脂製品で脂質が多く含まれている。
エネルギーの元になる炭水化物は、日本人の主食であるお米であります。
みっつ目が、体の調子を整える(緑色)
ひとつが、緑色の濃い野菜と緑色の薄い野菜や果物で構成されています。
これらは各種のビタミンとミネラルを提供してくれています。
このように解りやすいように三色に色分けされており、その三色から漫勉なく食材を選び、
食事に繋げていくとバランスのとれた食事になるというものです。
更に、その三色食品群を細分化したのが六つの食品群です。
六つの基礎食品群とは?
※注)五大基礎食品群
栄養素の成分と食してから体内で働きで、それぞれの栄養素に変っていく分け方。
上記の三色食品群と五つの基礎食品群から満遍なく、そして、バランスよく食べることにより
健全な食事が行えます。
これらの食品群が拡大されて六つの基礎食品群(下記)が形成されます。
第1群:タンパク質が多く、筋肉や血液になります。
食品例:魚、肉類、豆腐、卵、大豆など
三色食品群の赤色:体をつくるもとになる
第2群:カルシウムが多く、骨や歯を作る働きをします
食品例:牛乳、チーズ、ヨーグルト、しらす干し、のり、骨ごと食べられる魚など
三色食品群の赤色:体をつくるもとになる
第3群:色の濃い野菜、ビタミンやミネラルが豊富です。
食品例:ほうれん草、ピーマン、人参、かぼちゃなど
三色食品群の赤色:体の調子を整える働きをする
第4群:色のうすい野菜や果物、ビタミンやミネラルが豊富です。
食品例:きゅうり、みかん、キャベツ、なす、りんごなど
三色食品群の赤色:体の調子を整える働きをする
第5群:穀類やいも、炭水化物が多く含まれる
食品例:お米、パン、麺類、いもなど
三色食品群の赤色:体のエネルギーのもとになる
第6群:油脂製品で脂質が多く含まれる
食品例:油、マヨネーズ、バター、マーガリンなど
この六つの基礎食品群をバランス良く食べれば、健康的にも優れた食生活となるのでしょうが、
残念ながら、普段の家庭での食事ではなかなかこれをバランス良く食べることはむづかしいでしょう。
更に、これに外食や会社での飲み会が入ればバランスは崩れてしまいます。
まとめ
これまで「三色食品群」と「六つの基礎食品群」を見てきました。
それらの栄養素を満遍なくバランス良く食べれば、健康的な食事となることはわかります。
しかし、それを料理の中でどう調理するか?とか
分量をどの程度にするのかがわかりにくいのです。
そこで
「何を」「どれだけ」食べたらバランスの良い食事として言えるのか?
それが農林水産省のホームページからもわかりやすく、こちらから参照できます。
それが「食事バランスガイド」なのです。
次ページにてその「食事バランスガイド」の活用のしかたをご説明いたします。
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