近年の日本は、超高齢化社会に突入しています。
これは、周りに多くの高齢者を抱え、それを支えるはずの若者が減少しているのです。
そして、やがて高齢者の多くが保険に頼り、医療費の負担が増え、医療費が足らなくなってしまいます。
これが起きる前に自分の健康は、自分自身で守ることが課題となってきます。
将来日本の健康保険と医療は大丈夫なのでしょうか？
最近日本の高齢者の低栄養傾向が心配されています。
それと合わせて若い女性も低栄養傾向になっているのです。
日本の医療費が膨れ上がる一方で予防医学というものが注目を集めています。
この低栄養傾向に歯止めをかけるためにこの低栄養の傾向についてご説明致します。
高齢者の低栄養傾向の増加
高齢者が増える中で、高齢者が抱える問題として高齢者の低栄養であることが懸念されます。
高齢になり、身体機能が低下して食事量も減少してしまいます。
それにより低栄養に陥る傾向が見られます。
低栄養素になると筋力量の減少、筋力の低下、身体機能の低下、そして、活動そのものが減少していきます。
全体的に自分自身の体の機能の低下がさらなる食事量の減少を招いてしまいます。
その結果、常に低栄養の状態となり、筋力の低下から始まる悪循環を引き起こしています。
これを専門用語でフレイル・サイクルと呼んでいます。
フレイル・サイクル（虚弱スパイラル）とは？
加齢に伴い、筋力だけでなく、やる気や活力までも失われる虚弱スパイラルを指します。
フレイルとは、英語で「虚弱」を意味しています。
加齢によりさまざまな機能が低下して健康障害を引き起こすことを指します。
また、この特徴でもある歩行や食事、排泄などの日常生活に支障をきたし、要介護状態になるリスクが高まることです。
そして、その状態が続くと日々のやる気や活力までも失われ、生きることへの倦怠感にもつながっていきます。
そうならないためにも、普段からしっかりと栄養バランスのことを考えて食事をしていくことが肝心です。
若い女性の無理なダイエットが怖い
若い女性にありがちな無理なダイエット、やせる必要がないのにやせたい女性が増えています。
これは、適正体重圏内にもかかわらず、「もっとやせたい」という「思い込み肥満」からきています。
「思い込み肥満」の女性がさらに無理なダイエットを試みると摂食障害を招くこともあります。
やせ願望は次世代の健康を脅かす
痩せるための無理なダイエットを続けると、若いうちに蓄えていなければならない骨量が減少します。
これが進むと骨粗鬆症やサルコペニアの若年化も心配となります。
サルコペニアとは？
サルコペニアとは、ギリシャ語でサルコ（筋力）とペニア（減少）を組み合わせた筋力が減少する造語です。
この現象は、本来、加齢に伴い起こる現象ですが、痩せる願望により、若い世代でも見られるようになりました。
これが若い女性に起こると出産に影響が出てしまい、2500g以下の低出生体重児出産のリスクが高まります。
まとめ
近年、日本では高齢化社会になっており、自分自身の健康をいかに維持していくかが課題になっています。
栄養バランスを取りながらも食事をしていく。
根本的な病の原因は。「全ては口から入るものに注意する。」ということに尽きます。
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