健康を維持して将来も介護を受けないための、今から出来る食事改善

健康を維持して将来も介護を受けないための、今から出来る食事改善 栄養学
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最近の調査では、世界の平均寿命の中でも日本がトップを維持しています。

これは、ひとえに日本人の食事、食べる食材から来ています。

更に、世界の健康寿命ランキングでも日本が上位を維持しているのです。

健康寿命とは、寝たきりなどの健康障害で日常的に介護を受けることもなく健康で生きる期間をさします。

このふたつのランキングから日本人がいかに栄養バランスの取れた食事を取っているかの根本です。

 

 

しかし、安心してはいけません。

 

最近このランキングにおいて日本と他の国との差が縮まってきているのです。

 

つまり、日本人の栄養バランスが変わりつつあることを示しています。

 

普段の食事それに加えて、おやつタイムなるものがこの原因です。

 

将来、健康か寝たきりかの決定は今後の食事が大きくものを言ってきます。

 

健康寿命の上位を支えている日本型の食事とは?

健康寿命の上位を支えている最大の要因は、日本型の食生活です。
質素でいて適量の栄養バランスの取れた食生活なのです。
この日本型食生活が心臓疾病などの生活習慣病を減らしています。

また、ランキング上位には日本と似た食事形式の地中海形式の国が上げられます。
例えば、キプロスやイタリアといった国々です。

それでは、日本型食生活とは一体どんなものなのでしょうか?

見直される日本型食生活とは?

見直される日本型食生活とは?

日本の伝統的な食生活とは、「お米」=「ご飯」を中心とした主食に、大豆、野菜、魚などのおかずを組み合わせています。
国内生産された食材を使い、しゃうゆ、みぞ、だしなどで味付けされた典型的な組み合わせでした。

その後、国内生産の畜産物やくだものなどがバランスよく加わり質素であるけれど健康的な食文化を形成していました。

伝統的な日本的な食生活が崩れようとしている?

欧米との付き合いが始まると、その影響は食の世界にも浸透してきます。
典型的な例が、肉類や油脂類の摂取量が増える一方で、米や野菜の摂取量が減少してきます。

その結果、栄養バランスが崩れてしまい、肥満や生活習慣病が増加してきています。

また、日本型の食文化にも影響を及ぼし、日本型食生活が危機的な状況になっています。

その原因は、ファミリーレストランやファーストフードなどの外食産業の店舗数の拡大です。
更に、24時間営業のコンビニエンストアが登場することにより、「好きな物を好きな時間に食べる」という傾向です。

この外食産業とコンビニの登場により、日本の食生活はガラッと変わりました。

現代における日本型食文化を脅かす問題点

現代における日本型食文化を脅かす問題点

欧米からの食文化が日本に流れ込み日本型の食文化が大きく変わろうとしています。

朝食を食べないという問題

特に、若い人を中心に朝食を食べない人が増えています。

最近では、子供までも朝食を摂らずに学校に通っている子が3割近くにもなりました。

食事を一人で摂るという問題

ライフスタイルの変化により、家族内での食事時間がバラバラとなり、食事を一人で食べる傾向が増えています。

また、小学生の約5人にひとり、中学生の3人にひとりの割合で朝食をひとりで食べているという調査結果が出ています。

それこそ、家族揃って食べる共食こそが食育の原点でもあります。

生活習慣病の増加という問題

日本人の死亡原因の約6割が生活習慣病から起因しています。

欧米からの食文化の影響により起こるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の疑いがある人は、
男性が2人に1人、女性が5人に1人の割合となっています。

また、糖尿病の疑いのある人は2,210万人にも達して食習慣の乱れが顕著に表れています。

日本型の食文化の見直し

 

過去において日本で育まれた文化に「和食」という文化があります。

それは日本型の食生活に留まらず、食の文化にも紐付いてきます。

「和食」とは、食材選びや調理方法、味付け、盛り付け、もてなし、食べ方などのマナーまで全てを指します。

その伝統である「和食」がユネスコ無形文化財に登録されたということは、日本の食文化が世界に認められたことを意味しております。

日本人は「食」を尊び、食に関する習わしが世界から称賛されたことを意味します。

しかし、喜んでばかりはいられません。
近年、日本人はその大切な日本型食文化を切り離そうとしています。

その結果、日常生活でも介護を必要とする高齢者が増加しています。。

介護を必要とする病気の原因とは?

介護を必要とする高齢者が増え続けると2025年には支援や介護を必要とする人が800万人にも膨れ上がると推計されています。

介護を必要となった原因のトップが脳血管疾患で、次が認知症です。
これら以外でも、骨折の原因でもある骨粗しょう症、糖尿病、がんなどの生活習慣病が原因の多くを占めています。

要介護にならないための水際対策とは?

その多くの原因の多くが生活習慣から来ていることは明らかです。

そのため普段の生活から改善する必要があります。

まず、毎日の食事での動脈硬化や高血圧、高血糖、肥満などを予防することです。
さらに、現代社会から来るストレスや飲みすぎ、タバコの吸いすぎ、暴飲暴食を慎まねばなりません。

そのためには普段からの運動したり、ストレスを軽減することを心がけましょう。

更には、もう一度日本型食文化の見直しを行いましょう。

まとめ

健康寿命世界一の日本でその仲間に入れるか?
それとも生活習慣病が原因で寝たきり生活か?

その選択はあなたの食べることに大きく関わっています。

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