毎日の食事、栄養のバランスを考えたのが食事バランスガイドです。

毎日の食事、栄養のバランスを考えたのが食事バランスガイドです。 栄養学
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それぞれの栄養素がいろいろな食材に含まれているのが理解出来た。

ただ、その食材を食事の場面に置き換えるとどうなるの?

さらに、もう少し詳しく言うと朝・昼・晩の食事、それも料理に置き換えるとどうなるの?

 

エイちゃん
エイちゃん

それをわかりやすく絵にしたものが「食事バランスガイド」です。

 

農林水産省が提唱している「食事バランスガイド」です。

 

つまり、「何を」「どれだけ」食べたらよいのかを、わかりやすく絵にしてくれています。

 

これは1日の食事の目安をコマに例えて絵にしてくれています。

 

それでは、この「食事バランスガイド」をもう少し詳しく見ていきましょう。

食事バランスガイドとは?

食事バランスガイド

※出典:農林水産省ホームページより

食事バランスガイドとはそれぞれの食材に入っている栄養素を三食(朝・昼・晩)に割り振り、
料理単位でバランスの良い献立に組み上げるプログラムです。

まざ、食事バランスガイドは、和コマが回転して立っている状態でその上を人間が走っています。

中心(コマの塾)は水分「水・お茶」となっており、「おやつや嗜好品(コーヒー・ジュース)」は
コマを回すヒモとして表されています。

そして主要な部分は、上から「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」という
5つの料理グループとして表されています。

このようにコマが回るように上から順に料理をバランス良く選んで行くようになっています。

注意点としては、偏った食事内容ですとコマが傾き、コマが倒れてしまいます。

このコマを倒さないように食事のバランスを考え、実行することが要です。

日本の食文化を守る

日本食文化

従来、日本人はとても均整の取れた食文化を維持してきました。

しかし、近年に欧米文化が入ってくるようになり、その食文化も欧米式に近い食材・料理が取り入れられるようになってきました。

更に、最近はコンビニやファーストフードなどでの簡易な食事で済ませることも増え、その栄養バランスが崩れかけています。

そのためメタボや肥満率が急増して生活習慣病が増えてきました。

ここでこの生活習慣病を予防するためにも、もう一度、日本型食生活を見直し、
この食事バランスガイドに則った食事バランスに戻すべきです。

何を、どれだけの単位(サービング)

何を、どれだけの単位(サービング)

※出典:農林水産省ホームページより

食事バランスガイドの上部より料理をそれぞれ選んでいきます。

そのとき、「料理」を「1つ」「2つ」と選ぶ、その1つの単位を「SV=セービング」と呼びます。

5つの料理グループごとに「1つ」の目安の量が決められていて、その合計が一日にとる目安の量
として決められています。

5つの料理グループとは?

食事を5つのグループ分け

 

この食事バランスガイドは日本食を基準として考えられており、主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物
の5つを現代風にアレンジしたものです。

それぞれの料理単位で見て行きます。

 

 

主食(ごはん、パン、めん類)

主食(ごはん、パン、めん類)

※出典:農林水産省ホームページより

これは多くの日本人が主に食する炭水化物に属する穀類です。

内容的には、穀類である炭水化物約40g=1つ(SV)となります。

ちなみにこの「1つ」=ごはん小盛り、おにぎり1個、食パン1枚、ロールパン2個に相当します。

そして、1.5つ分=ごはん中盛り、2つ分=うどん1杯、もりそば1杯、スパゲッテイ1皿分に相当します。

一日の合計SV目安=5~7つ分、2,200±200kcal

その他料理のSVは農林水産省のSV早見表を参照してください。

副菜(野菜、きのこ、いも、海藻料理)

副菜(野菜、きのこ、いも、海藻料理)

※出典:農林水産省ホームページより

野菜などのビタミン、ミネラル、食物繊維などを供給しています。

食卓のメインの料理に副的に置かれてある小鉢一皿に相当します。

1つ分=野菜サラダ、きゅうりとわかめの酢の物、具だくさんの味噌汁、ほうれん草のおひたし、ひじきの煮物、キノコのソテーなど

2つ分=野菜の煮物、野菜炒め、いもの煮っころがしなど

一日の合計SV目安=5~6つ分、2,200±200kcal

その他料理のSVは農林水産省のSV早見表を参照してください。

 

主菜(肉、魚、卵、大豆料理)

主菜(肉、魚、卵、大豆料理)

※出典:農林水産省ホームページより

タンパク質を多く含む食材がメインです。

それはタンパク質を多く含む肉、魚、卵、大豆などがこれにあたります。

1つ分=冷奴、納豆、目玉焼き

2つ分=焼き魚、魚のフライ、マグロとイカの刺し身

3つ分=ハンバーグステーキ、豚肉の生姜焼き、鶏肉のからあげ

一日の合計SV目安=3~5つ分、2,200±200kcal

その他料理のSVは農林水産省のSV早見表を参照してください。

牛乳・乳製品

牛乳・乳製品

※出典:農林水産省ホームページより

これはカルシウムを多く含む牛乳、ヨーグルト、チーズなどにあたります。

1つ分=牛乳コップ半分、チーズ1かけ、スライスチーズ1枚、ヨーグルト1個

2つ分=牛乳類1本分

※1つ(SV)の基準=牛乳、乳製品の含まれるカルシウム約100mgです。

一日の合計SV目安=2つ分、2,200±200kcal

その他料理のSVは農林水産省のSV早見表を参照してください。

果物

果物

※出典:農林水産省ホームページより

果物に多く含まれるビタミンC、カリウムなどを供給します。

1つ分=ミカン1個、リンゴ半分、カキ1個、ナシ半分、ブドウ半房、モモ1個

一日の合計SV目安=2つ分、2,200±200kcal

その他料理のSVは農林水産省のSV早見表を参照してください。

丼やカレーライスの数え方

カレーライス

丼やカレーライスのように主食と副菜、主菜が混在している場合は複合料理として計算します。

例えば、カレーライスはごはん約200g(主食2つ分)、肉60g(主菜2つ分)、野菜140~150g(副菜2つ分)

として1つの料理に3つのグループが混在しており、主食2つ+副菜2つ+主菜2つと数えます。

 

まとめ

 

毎日の生活の中で3度食べている食事は自分の身体を作る基礎です。

ある一定の料理や同じ食材のものばかりを食べていると栄養素バランスが崩れてしまいます。

だが現実は違います。

・朝食を食べない=「朝、時間がないので朝食抜き!」

・好き嫌いが激しい=「野菜は嫌いだから食べない!」

・食事時間がまちまち=「残業が多く夕食がどうしても遅くなる!」

・コンビニ弁当で済ませる=「家に帰って作るのがめんどうだから、コンビニ弁当で済ませる!」

・ファーストフードが多い=「手軽なファーストフード店をよく使う!」

常に、これでは食事バランスは傾きます。でも、その回転中のコマである食事バランスを維持して回転を続けることが重要です。

まずは、自分自身の一日に必要なエネルギー量から知ろう。

【「食事バランスガイド」チェックシート】

自分自身の一日のエネルギー量

※出典:農林水産省ホームページより

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