長寿国日本が誇る和食の献立に野菜を中心とした一汁三菜があります。

長寿国日本が誇る和食の献立に野菜を中心とした一汁三菜があります。 その他
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どうしても食事に対する注意が欠けてしまっている。

 

というのも、どうしても忙しいと「食事は活動の中のおまけみたいなものでお腹いっぱいに膨れれば満足」となってしまいます。

 

だから、いつも定期健康診断では「ヒャ~っと」します。

 

今回も要観察という項目が入っており、毎年メタボ、つまり肥満の一歩手前、糖尿病予備群の一員なのです。

 

どうしたら、この要観察から抜けることが出来るのでしょうか?

 

 

お答えいたします。

 

原因は食事にあります。

 

食事での栄養バランスが崩れていたり、食べすぎていたりと原因は様々ですが、根本的な原因は食事です。

 

食事を一度見直さなければいけません。

 

ご提案があります。今の食事を見直す時、日本型食生活に戻してみませんか?

 

ごはんを中心とした主食に加えて副菜や主菜もごはんとの相性も抜群です。

 

それでは、その日本型食生活を見て行きましょう。

 

日本型食生活とは?

日本型食生活とは?

ちょうど戦後のから脱却して、欧米の文化も取り入れ、食事スタイルも和洋折衷の時期である1975年代。

昭和50年代の食生活は、「和食」中心でした。

1979年に世界一の長寿国になった、その理由のひとつに「和食」=「日本型食生活」があったことは間違いありません。

日本型食生活のいいところは、ごはんを中心に和・洋・中といろいろなバリエーションが組めるところです。

このように毎日の3食に対しても飽きのこないほどの多種多様のバリエーションがあり、特に、
洋風が入ってきたときからはさらに数多くのバリエーションが楽しめます。

 

和食(ごはん中心)と洋食(パン中心)の食生活を比べて見ると

和食(ごはん中心)と洋食(パン中心)の食生活を比べて見ると

①ごはん中心の和食の場合

ごはん中心

 

ごはん小盛り2杯、魚の照り焼き、青菜のごまあえ、根菜の汁物

1食あたり=食料自給率90%、エネルギー658kcal、脂質17g(脂肪エネルギー比率24%)となります。

SV(○つ)数=主食2つSV、副菜2つSV、主菜2つSV

 

 

②パン中心の洋食の場合

パン中心

 

ロールパン2個、コーンスープ、ハンバーグ、サラダ(ドレッシングがけ)

1食あたり=食料自給率22%、エネルギー781kcal、脂質40g(脂肪エネルギー比率46%)となります。

SV(○つ)数=主食1つSV、副菜3つSV、主菜3つSV

となり、明らかに洋食の方がいずれも高い数値となっています。

 

典型的な日本食である「一汁三菜(いちじゅうさんさい)」

典型的な日本食である「一汁三菜(いちじゅうさんさい)」

日本型食生活の基本形は、和食を中心として「一汁三菜」です。

「一汁三菜」とは、主食(ごはん)を中心に魚などの1品(主菜)に野菜の煮物1品(副菜)、乾物1品(副々菜)に汁物味噌汁1品を加えたものを「一汁三菜」と呼びます。

主食

主食基本的には、ごはん中心となりますが、時にはパン、麺類などの炭水化物中心の献立で、

主に、これらの栄養素からは体を動かすエネルギーとなります。

 

 

主菜

主菜食事の主役になる魚や肉、それに卵、豆腐などのたんぱく質が中心の料理です。

たんぱく質は、基本的に臓器や筋肉、骨や歯、爪、髪の毛など体の重要な部分を形成していきます。

 

副菜

副菜野菜やいもの煮たもの大豆製品などの小鉢に入りそうなおかず、主菜に足りない栄養素を補います。

大豆などは非常にたんぱく質に含まれているアミノ酸が多く、栄養満点の食材です。

 

副々菜(ふくふくさい)

副々菜(ふくふくさい)漬け物や和え物、おひたしなどの野菜を中心としたおかずです。

全般的に、野菜を中心に不足しがちな栄養素を補充いたします。

 

 

汁物(みそ汁など)

汁物(みそ汁など)みそ汁やスープなど。 汁物があるとごはんがのどを通りやすく、塩分の補給にも役立ちます。

また、このみそ汁でしじみやあさり、わかめ、豆腐などの重要な栄養素も補給しています。

 

 

牛乳・オレンジジュース

牛乳・オレンジジュースそれに牛乳でも一杯あれば、カルシウムや脂質を補えます。それにビタミンも含まれています。

また、オレンジジュースにはビタミンCや葉酸、カリウムが含まれています。

 

このように和食での「一汁三菜」には主食(ごはん)を中心におかずが多数あり飽きることがありません。

また、実際の食事でも主食だけに偏ることもなく、主菜ばかり食べるとか、そういうこともあり得ないのです。

 

日本型食生活は満遍なく食材を使用

日本型食生活は満遍なく食材を使用

日本型食生活はごはんを中心とした主食と野菜を中心とした副菜、それに魚を中心とした副菜が盛り付けられている。

このことからも生ものから煮炊きもの、焼いたものとバリエーションがあり、食材がもつおいしさを引き出しています。

しかし、最近は、日本型食生活に洋風が入り込み、肉料理や乳製品も加わり、全体のエネルギー量が増しています。

洋風が増えてくると洋風の肉料理に加え、洋風的な野菜を使った料理も増えてきています。

そのため、懸念されるのが国内の食料品の自給率です。

特に、昨今、国際紛争のあおりを受けて自国の農産物を他国に回さない傾向が見られます。

その影響を受けての食料自給率が今後、心配されます。

次のページでは日本国内の食料品の自給率を取り上げてみましょう。

 

まとめ

 

この様に日本には、日本型食生活という素晴らしい文化があります。

この食文化を踏襲するだけで、健康で居られる比率が高いのです。

しかし、最近の飽食の日本においてこのような質素な食生活が維持出来るのかが甚だ疑問です。

その場合は、3食すべてで守る必要はなく、週のうち1日からでも始めて行き、徐々に広げていくのが習慣化する最善です。

 

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